台風19号の甚大な被害
台風19号により、甚大な被害が全国各地に及んでいます。災害によりお亡くなりになられた方々に対し心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。弊社の所在する板橋区におきましては、被害状況は14日18時時点で床上浸水2件、床下浸水6件その他、倒木枝折れ等が21件となっております。荒川河川敷については、冠水により陸上競技場、野球場等施設のほとんどが利用不可となっており、復旧のめどは現在のところ未定です。区としても一刻も早く復旧するように努めております。今回課題に挙げられたのが、荒川タイムライン、そしてハザードマップです。いつ避難指示をだすか、避難指示を出した後に危険地域にいる方を全員安全な場所に避難させることができるかが課題となりました。独居高齢者や障がい者の方々など、災害弱者・要援護者は多数存在します。その際に安全に避難させられるかどうかも自治体としてしっかり取り組まなければならないところです。今回の台風19号による災害については、数十年に一度と言われる災害。災害が起きるごとに、テレビなどでは「こんな場所は危険!」と警鐘をされることもあります。住宅を選ぶ際、「ハザードマップに水害時に「危険」だからその地域には住まない」という考え方もあるかもしれません。しかし、その地域にはその地域でもちろん良さもあります。板橋区の三田線沿線は非常に便利であり、住みやすくまた、都心では考えられないほど便利で、また人情味もあります。また、荒川はスーパー堤防化されており、今回も耐えうることができました。また、板橋区をはじめ東京の治水事業は進んでおり、雨水の50ミリ対応もできております。現在は75ミリ対応に向け進めているところです。もちろん楽観はできませんが、国や自治体の対策は進んでおります。こうした対策も加味しながら、住宅選びをするのもよいと思います。